皮膚のできものやしこりに対する皮膚、皮下腫瘍摘出術の手術件数が、開業2ヶ月で200件を超えました。
上尾、桶川、伊奈、北本エリアのように形成外科医が少ない地域では、局所麻酔で行う手術でも、クリニックで紹介状をもらった後、総合病院に受診し、別の日に予約を取って手術を受けることが一般的です。
このシステムは患者さんに時間や労力の負担がかかるため、当院では受診当日でも出来るだけ手術を行うようにしており、患者さんのみならず、近隣のクリニックからもご好評いただいております。
なお、当院はWeb予約優先となっており、予約なしの場合は後日手術とさせていただくことがありますので、受診当日の手術をご希望の方は、お手数ですがWeb予約をお願いいたします。
暑かった長い夏が終わり、美容皮膚治療に適した季節へと移っていきます。
そこで、今回はこれからの季節におすすめの美容皮膚治療をご紹介します。
日本形成外科学会レーザー分野指導医として、大学病院や美容クリニックでレーザー治療を担当し、これまで数多くのレーザーを使用してきました。
それ故、開業にあたりレーザーの選定は非常に悩み、元々のレーザー好きも相まって、数多くのデモンストレーションを行いました。
そんな私がシミ治療に選んだのが、イタリアQuanta社のQ-PLUS Rです。
シミ取りレーザーは、ナノ(Qスイッチ)/ピコ、ルビー/ヤグ/アレックスなど様々な機器がありますが、濃いハッキリとしたシミを確実に除去するという点では、Qスイッチルビーレーザーが最も優れています。
Qスイッチルビーレーザーは、1回でシミを除去できますが、2週間のテープ保護が必要であり、治療後の色素沈着も問題となることがあります。
そのため、顔全体の薄いシミに対しては照射しづらく、従来はIPL(光治療)で治療していました。
しかし、5回以上の治療回数が必要で、効果も弱いため、他の良い治療法を探し、国内において導入数がまだ少ないルビーフラクショナルレーザーに出会いました。
ルビーフラクショナルレーザーは、テープ保護が不要で、治療後の色素沈着も起こりにくいため、顔全体の薄いシミに対しても照射できます。
2〜3回の治療でシミが目立たなくなり、肌のトーンアップを実感できるため、今までテープ保護が困難でレーザー治療を避けていた方からも、ご好評を頂いております。
当院では、2つのレーザーの特性を活かし、濃いハッキリとしたシミはQスイッチルビーレーザーで、顔全体の薄いシミはルビーフラクショナルレーザーで治療をしており、両方のシミが混在している場合には、濃いハッキリとしたシミを治療した後、顔全体の薄いシミの治療をおすすめしています。
ドクターズコスメ(医療機関専売化粧品)やエレクトロポレーション、IPL(光治療)も併用し、ご要望やライフスタイルに応じたシミ治療を提案しますので、お気軽にご相談ください。
おかげさまで開業1ヶ月を無事に迎えることができ、感謝申し上げます。
上尾だけでなく桶川、北本など近隣の地域からも沢山の方にご来院頂き、開業1ヶ月間で、ホクロ、イボ、粉瘤などの腫瘍摘出術は82件、シミや毛穴、キズあと、ニキビ跡などのレーザー治療は42件と、この地域における形成外科治療のニーズの多さを感じております。
今後は、私が大学病院時代に専門としていた眼瞼下垂や逆さまつ毛といったまぶたの形成外科手術の情報発信も行い、地域に貢献できればと考えております。
引き続き、大学病院や総合病院では難しかった受診当日の手術、レーザー治療を実践し、皆様にとって利便性が高いクリニックとなるように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。