--- 院長紹介 ---

院長 石川 昌一

【経歴】

  • 城県水戸市出身
  • 2006年3月
    日本大学医学部 卒業
  • 2006年4月
    太田西ノ内病院 初期研修医
  • 2007年4月
    東京大学病院 初期研修医
  • 2008年4月
    東京大学形成外科 入局、埼玉医科大学病院形成外科・美容外科 助教
  • 2009年4月
    埼玉医科大学国際医療センター救命救急科 助教
  • 2010年4月
    埼玉医科大学病院形成外科・美容外科 助教
  • 2013年10月
    埼玉医科大学国際医療センター形成外科 助教
  • 2016年4月
    埼玉医科大学形成外科・美容外科 助教(医局長、病棟医長、外来医長を担当)
  • 2023年4月
    埼玉医科大学形成外科・美容外科 講師
  • 2023年9月
    いしかわ形成皮ふクリニック 院長
    埼玉医科大学形成外科・美容外科 客員講師

ドクタビュー

【資格】

  • 医学博士
  • 日本形成外科学会専門医、指導医
  • 日本形成外科学会レーザー分野指導医
  • 日本形成外科学会再建・マイクロサージャリー分野指導医
  • 日本創傷外科学会専門医

開業にあたり

2008年から埼玉県央・北西地域に居住、勤務している私にとって、この地域は第二の故郷です。

形成外科医として成長させて頂いたこの地域で、地域の皆様の健康と幸せをサポートするため、開業できることを嬉しく感じております。

この地域は形成外科医が少なく、ホクロや粉瘤など皮膚外科の小手術であっても、近くのクリニックで紹介状をもらい、大学病院や総合病院に受診し、別の日に手術を受けるという流れで、多くのコストと時間を費やさなくてはなりません。

また、しみやしわ、たるみ、キズあとやニキビ跡など、保険診療で対応できないお悩みに対し、美容医療を行う医療機関も少なく、どこで治療できるかさえも、ネットの情報に頼らざるを得ないのが現状です。

当院ではこれらの問題を解決すべく、一般皮膚診療から皮膚外科手術、まぶたの手術まで幅広く網羅し、保険診療と美容医療の垣根を超えたハイブリッドな診療体制を目指しております。

皮膚やまぶたの病気でお悩みの方だけでなく、美容医療で今よりも良い状態にしたいという方も、お気軽にご受診ください。


なぜ形成外科医に

形成外科は、体表(皮膚や脂肪、筋肉)の手術を専門とする診療科目です。

その治療内容は、ホクロや粉瘤を切除する小手術から、まぶたや鼻などの美容整形手術、マイクロサージャリー(顕微鏡で血管をつなぐ手術)による10時間を超える再建手術まで多岐にわたります。

私は、難しい手術で命を助ける外科医に憧れ、救命救急医や心臓外科医、脳外科医を目指していました。

しかし、学生時代の授業で見た、癌やケガで無くなった組織を体の他の部位から採取した組織で作り直す再建手術に衝撃を受け、形成外科医になることを決めました。

形成外科の治療は、QOL(Quality Of Life:生活の質)の向上を目的とするものが多いですが、結果が目に見えるため、やりがいがあり、選んで良かったと心から思っています。


形成外科医として

母校の形成外科に入局制度がなかったため、初期研修終了後、東京大学形成外科・美容外科に入局し、最初に派遣されたのが埼玉医科大学形成外科・美容外科でした。

1年間の派遣予定でしたが、自然豊かな環境にある埼玉医科大学は肌に合っており、良い上司や同僚にも恵まれたため、結局、開業まで15年半もの間、お世話になりました。

12年半にわたり勤務した埼玉医科大学病院は、創傷治癒(キズの治り方)や創傷外科(キズやキズあとの手術)において国内トップの実績があり、私も中心メンバーとして、数多くの論文執筆や学会講演を行いました。

埼玉医科大学国際医療センターでは、救命救急科で救命医療に従事し、形成外科では頭頚部癌や乳癌に対するマイクロサージャリーによる再建手術に従事しました。

形成外科専門医を取得した後は、さらに専門分野の修練を重ね、レーザー分野指導医、再建・マイクロサージャリー分野指導医、創傷外科専門医を取得し、創傷治癒と創傷外科の研究で学位(医学博士)を取得しました。

臨床業務や研究、若手医師の育成を行いながら、医局長として4年間、医局の運営を担当し、外来医長や病棟医長として2年間ずつ、各部門のマネージメント業務も担当しました。

大学病院での仕事は非常に充実していましたが、前述したような地域医療の問題を感じる機会が多く、形成外科医として、より現場に近い環境で社会に貢献したいと考え、開業を決意しました。


美容医療について

美容医療を行うにあたっては、やり過ぎない自然な美しさを心がけ、年齢とともに上手に魅力を重ねるウェルエイジングを理想としています。

私は、もともと保険診療をメインとしていましたが、大学病院でまぶたの手術やレーザー治療の専門外来を担当するようになり、自費診療でもよいので治療してほしいというニーズに十分に応えられないジレンマを感じるようになりました。

そこで、研究日や休日を利用して、複数の美容クリニックに勤務し、皮膚やまぶたの手術、しみやしわ、たるみ治療、キズあとやニキビ跡治療などを担当するようになりました。

保険診療と美容医療は別物と言われますが、大学病院での経験や知識、手術手技を活かすことができ、さらに美容医療で得たことを保険診療に還元できるため、形成外科医としての幅が広がりました。

当院は保険診療も美容医療も行いますが、美容医療については、落ち着いた環境で安心してお受け頂けるように、保険診療とは異なる診察時間、診療空間を設けております。

SNS上にはキラキラした玉石混交な情報が濫立していますが、誠実でまっとうな医療を行い、長く通って頂けるクリニックを目指して努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。